遊びを学ぶ!プレーパークせたがや

こども商店街へ向けての短期連載!「こども商店街への思い」 第1回

こども商店街に参加される子の親御さんへ、

 

こんにちは。駒沢はらっぱ世話人しみずです。

はらっぱへ通い始めて早10年、世話人歴も8年目になります。これだけ長く関わっていれば、さぞ見守りの子育てができているのかというと、、、残念ながらそうではありません。

世話人をするタイプの人は、外遊びへの思いが強すぎて、我が子が大して外で遊びたい気分でない時にも「外で遊んできたら?遊んで来なよ~。」などとつい言ってしまう、押し付けがましい親である場合もあります。(そうでない人も多いですが。)かく言う私は、我が子が乳幼児の頃から世話人として、お客さんとして、こども商店街を楽しみつつ「願わくば、我が子にも参加してほしい」と念じているという、押し付けママそのものでした。

 

さて、はらっぱ大好き長女は1年生になった時、親の気持ちを知ってか知らずか、お友達を誘って子ども商店街に参加しました。

私は、もっと落ち着いて見ていられると思ったのですが、今思うとだいぶ前のめりでした。

口を出していないつもりでも「どんな感じ?」「進んでる?」「ママだったらこう思うな~(←聞かれてないのに…、完全に口出し…。)」など。手を出していないつもりでも何をしているか気になって、子どもの一挙手一投足をやきもきしながら観察していました。かなりウザかっただろうなと思います。「距離感、近い、近いよー!」あの頃の私に教えてあげたいです。

 

子ども商店街は、そもそも「遊び」です。「やってみて、子どもの思う通りにならなくても、お友達とケンカしても、商品が売れなくても」、「やるって言ったけれど、やっぱりやらなくても」(←ここ忘れがち)、良いのです。その全ての選択とその選択で何を感じるか?全部子どものものなんだ、と今なら分かります。

そして、こども商店街には失敗はありませんが、唯一の失敗があるとしたら、「子どもが興味を持って始めたことを親が邪魔して、子どもや周りの子がつまらなくなってしまう。親の失敗。」これだけでは避けたいです。

 

そんなこども商店街が今年もはじまります。

地域の方々には、ぜひお客さんとして、子どもたちのお店を楽しんでもらえたら嬉しいです。

参加している子の親御さんは、ぜひ自分の子だけでなく、他の子の見守りもしてみてください。子どもたちの奮闘する様子は、とっても楽しく、自分の子の様子を見るのを忘れさせてくれます。

プレーパークという地域の遊び場を支えているのは、来園している子どもたち、プレーワーカー、世話人(運営ボランティア)、来園者のみなさん、地域のみなさんです。来園者として、地域の大人として、ちょっと力を貸せるよ、気持ちばかりの募金だけど、など本当に助かります。

こども商店街をきっかけにプレーパークとの関わりを得た方々には、もう一歩、踏み込んでもらえると大変嬉しいです。

一緒に地域の遊び場をより楽しい場、心地よい場にしていきませんか。

(世話人しみず)

投稿日は: 2022年2月26日 3:20 PM