遊びを学ぶ!プレーパークせたがや

名前はまだ知らないけど、友達。

快晴、真夏日の水曜日、と来たら水遊びをするしかない!という訳で、はらっぱのウォータースライダーは満員御礼でした。

下校後、早々に集結した近所の小学校高学年の常連男子達。落とし合い、斜面の駆け上がり、立ち滑りなどなど、すごい水しぶきで迫力満点!

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そんな盛り上がりの中、初めてはらっぱに来た小6男子Aくんに注目。常連ばかりの輪に、はじめは「すげー、気まずい…」と言っていました。ちなみに常連達はAくんとは違う小学校の6年生男子達5〜6人グループ。さぁ、どうなる⁈

が、Aくんは遊び慣れており、しばらく観察した後に、間合いをうかがいながら、一人で滑りはじめます。下に人や駆け上がってくる子がいない時じゃなきゃダメ、何人も台の上に座って順番待ちをしているところで場所を取って、自分のタイミングで行く、誰からも教わらないで、これを掴めるのはスゴイ。

そんなAくん、台の上で座って滑り待ちをしていたところ、他の子と接触した拍子にスライダーの斜面を滑り落ちました。ザッパーーーン‼︎ 顔の水を手で拭いながら満面の笑みで起き上がったAくん。「いま、押したでしょ⁈」と下から相手に向かって叫びました。その後、下から上に斜面を駆け上がって相手の子を今度は軽く引っ張って2人で一緒に落ち、落とし合い遊びが始まりました。

それからは常連の子達の中で自然に一緒に滑ったり、たまに押されたり、何回も何回も滑りまくっていました。

帰る時にAくんは「今日は、知らない人にいっぱい(ウォータースライダーの斜面を滑り)落とされた。友達いっぱいできたから、また来たい。」と笑顔で帰りました。

そうか、ウォータースライダーから落とし合ったヤツは、名前はまだ知らないけど、”友達”なんだ。活きいきとした小学生達の遊ぶ様子、友達になる様子がとても清々しかったです。

世話人しみず

 

投稿日は: 2018年6月28日 1:11 PM